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2012
08.07

埼玉県幸手市のマリア地蔵

Category: キリシタン
戦国時代の文人武将であった一色直朝について調べていた。
埼玉県の幸手城主だそうだ。渡良瀬遊水地に近く、利根川のそばだ。

そこで「小嶋琢也の晴耕雨読」というホームページを読んだ。
興味深い記事だった。幸手市にはマリア地蔵があるという。

伊奈半十郎忠次が利根川治水事業の人夫に、豊臣方の武士を使った。
キリシタンの武士たちの信仰を大目に見たので埼玉の利根川流域に
キリシタンの文化が残ったという記事だ。
マリア地蔵は子供をだいて十字の錫杖を持っていた。
ヘビや魚が彫られていて、イメスと刻んであるそうだ。
文政3年1820年。
そんな時代まで大阪城のキリシタン文化が続いていたのだ。

取手市にも十字架を持った庚申供養塔があるそうだ。
もちろん神奈川県にもある。
鎌倉にも十字を刻んだ庚申塔がある。
それは不思議ではないのだ、と、思った。


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2012
08.06

豊後竹田の洞窟稲荷

Category: キリシタン
大分県竹田市の8月広報が出た。
http://www.city.taketa.oita.jp/temp/files/2012.08koho89.pdf
あの豪雨災害から立ち上がる写真と記事で埋め尽くされていた。
まさかこんな事態になるとはと、誰もが思ったと思う。
岡藩400年祭のサンチャゴの鐘のCDも、発表の機会を失ってしまった。
大阪夏の陣秘話「ザビエル コード」とセット販売していて、売り上げは寄付されるという。

6月号、7月号と、竹田市の広報は市内にあるキリシタン遺跡について、連載が組まれていた。
7月の記事がとても興味深かった。
ミステリアス!竹田キリシタン2
城下町を取り巻く「稲荷」と「洞窟」の謎

という連載だ。
市内に或る稲荷社の多くが岩に彫られた洞に祀られているという。
屋根の形に彫られた上部には柱を固定した跡と見られる穴がいくつか見える。
その下に鎌倉市で見られる様な矢倉があって、そこに稲荷が祀られている。
そして稲荷と言われたのは最近の事で、その前から何かの神様がそこで祀られていたという。
市の地図に点々と洞窟稲荷の位置が書き込まれていた。
すごい調査だと思った。

鎌倉には数百では済まない数のやぐらがある。
多くは個人宅の庭にあって、道路からは見えない。
それらは防空壕だと言われている。
野菜の保管庫としての室(むろ)に使われていたり、物置になっていたり。
かつての墓の跡は生活の為に利用されている。拡張もされただろうと思う。
戦争中は本当に防空壕に改造されて、深く掘られていったものもあるだろう。
それらは安全の為にコンクリートで埋められたり、敷地を増やすために崖が後退して
穴そのものが消えてしまったりしている。
それらの穴にかつてどんな神様が祭られていたのか。それを問う人は少ない。
残念な事だと思う。

竹田にある市道トンネルの写真もあった。
やはり屋根型に上部が掘られてあって、トンネルの中央には左手に祭壇らしき跡があるという。
隠れて使っていた祭祀場が大正期になって隠れなくとも良くなって、トンネルに改造された、
そんな風に見えるトンネルだ。皆が使うトンネルにして、公開して保存する、そういう意図だと思う。

鎌倉にも洞窟の改造だと思われるトンネルがある。私が勝手に思っているだけだけれど。
たとえば江の電の極楽寺駅の前のトンネルだ。
極楽寺の導き地蔵の方から見ると、極楽洞という名が掲げられている。洞窟の名だ。
長谷の方からは千歳開道という名前を持っている。つまり洞窟が開かれて道になったのだ。
でも、洞窟であった時のことを記憶するために、今も極楽洞と言う名が掲げられている。
洞窟であった事が、大切なのだ。そういう人々の思いは、鎌倉では消えて行く。
寂しい事だと思う。極楽寺にも鎌倉キリシタンの痕跡があると、私は思っている。
数十人が集まる事のできる、大きなドーム型洞窟が個人住宅の敷地に今もある。
伝承も残っているだろうと、私は思う。貴重な民の歴史である洞窟である。
もうひとつ。今は無い山崎の伏龍洞。魯山人の料亭へ行く切通しだった。
S字に曲がった道は二つの洞窟を繋げたものであっただろうと思う。
巨大な洞窟が山崎の側にあったのだと思うのだ。
台の側には、今もやぐら跡が残されている。
サッカー場になった台有荘跡地に立てば、やぐらの跡が今もいくつか見える。

鎌倉の洞窟は今後も消されて行くのだろうか。
価値のないものとして無視され続けるのだろうか。
竹田の洞窟稲荷の調査を見て、うらやましいと思った。
鎌倉におびただしく存在する(であろう)キリシタン遺跡が、
普通に語られる様になる日を願わずにはいられない。





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