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2013
02.09

葉山町南郷上山公園の星祭り

Category: 星月夜の鎌倉
300年代に、南十字星が南中した時、そのときの星空を、特別な瞬間として扱おうと思う。



同じく1600年代のこと座のベガが南中した時の星空も、特別に扱う。


二つの時代の星々の見える向きを、透明板に書いて、地図に当てて見ると、古道が雄弁に語りかけてくる。星を見る為に作られた直線道は、そこにいた人たちの息遣いさえ見せてくれる様だ。

300年代と1600年代の透明板をルーラーにする。

どちらも星祭りのショウタイムだ。

そして今回は葉山町を、地図上で探検する。

神奈川県三浦郡葉山町にある南郷上山公園はつい最近まで、というのは1981年までということだけれど、手つかずの山塊だった。
町立南郷中学校ができ、上ノ山運動公園ができた。
公園の南側は二子山で、上ノ山と下ノ山がある。



二子山については、「鎌倉、まぼろしの風景」の、



160.双子の二子山と寒川神社

http://kamekokishi.web.fc2.com/stella/futago.html



で書いた。加工された山だと思うのだ。

218.逗子市沼間の地上の北斗
http://kamekokishi.web.fc2.com/stella/numama.html

では、上ノ山山頂から田越川が北斗七星の形になって流れるのを見る、

そのことについて書いた。

なぜ川を星座の形に作ったか。その意図がわかったきっかけの大事な場所だ。



一万分の一地形図「葉山」を開いて、南郷上山公園を見る。

南に二つの山頂があり、北に二子山、二つの山頂があった。

126mの北西の山頂をA、146mの北東の山頂をBと呼ぼう。

南西の二子山(下ノ山)は208m。これをCとする。

南東の二子山(上ノ山)207.81mの三角点の西に、212mの山頂がある。ここをDとしよう。

すると見事な長方形ができる。山頂を四つ結ぶとキッチリした長方形になるのだ。

これはとても人工的な加工の跡を思わせる。山頂の移動は、やればできる。崩していけばいい。

東西に370m、南北に500m。その中心は公園管理事務所の東側だ。



この長方形の中心点Eに、1600年代のルーラーを置いて見る。

江戸時代は星神に祈る事が許されていた時代だ。

徳川将軍家の下で、公家の文化はパロディーにされていた。

平将門も悪神の星神カガセオも、英雄であっただろうと思う。

その時代の星空の、特別な一瞬を再現する。



真南は山が迫っていて、低い南斗六星は見えなかったかもしれない。

北斗七星は北西にあって、そこだけ山が切れている。そこに北斗が立っている。

Cの二子山(下)の頂上に、さそり座のアンタレスが乗っている。

Dの二子山(上)の頂上に、わし座のアルタイルがある。彦星だ。

そしてこと座のベガが頭上に来ている。織姫星が井戸の水面に映る瞬間だ。



森戸川の上流のこの窪地に、江戸時代に、人々は集まって七夕の祭をやっただろう。

そう確信する。さらに。

それはここが、もっとずっと前から、星祭りをする場所であったからだ、と思う。



333年のルーラーを乗せて見る。南郷上山公園の300年代の星空だ。

AとCの中間点にある公園管理事務所に観察点を合わせて見た。

Aの山頂の左右の、平でなだらかな台地に北斗七星がある。

Bの山頂にこと座のベガがある。高度15度。低いけれど十分に見える高さだ。

Cの山頂に南十字星。これは山に隠れて見えない。

Dの山頂にさそり座のアンタレスが乗っている。高度12度。

上ノ山は212mで、とても近く迫っているから、見えただろうか。

当たり前のように書いているけれど、四隅にある山頂に、きちんと星が配置されていた。

驚くべきことだと思う。

そしてわし座のアルタイルは、東の二つの山頂の間から昇ってくる。

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